グループワークトレーニング(GWT)とは
グループ(G)に与えられた課題(W)を、目的に合わせて練習・訓練(T)するラボラトリー方式(実験室)の体験学習です。すなわち、ルールを守りながら解決していく過程で、協力したり葛藤を乗り越えたりする事で、自分や他人の言動・感情・考えなどに気づき、参画協働意識(パティシペーターシップ)を養成し学び合う技法です。
パティシペーターシップ(Participatership)とは・・・
集団の一員として集団の目的達成に参画し、その責任を分担する協働者(パティシペーター)として、「今・ここで」の自分と他者の気持ちやグループの状況がわかり、その状況に応じた効果的なリーダーシップを担って課題達成を図る意識やスキルの事です。
GWT(グループワークトレーニング)で
メンバーの一人としてグループの課題達成に参画し、
メンバーとの共働作業(グループワーク)を通じて
(1)人との関わり方を学び
① 会話が噛み合う応答の仕方がわかる。
1.相手の心に届く、ものの言い方ができる。
2.相手の気持ちを聞き取る、聞き方ができる。
② 相手を攻撃しない自己主張の仕方がわかる。
1.自分の気持ちや考えを率直に判り易く伝えられる。
2.相手に自分の意見を押し付けようとしない。
③ 他者を理解する仕方がわかる。
1.人それぞれ理解の枠組みが違うことに気づく。
2.相手に注文をつけて自分好みに変えようとしない。
④ 他者との折り合いのつけ方がわかる。
1.「私もあなたも間違っていない」という立場で話し合う。
2.前提条件(状況の設定・選択基準の設定etc)を整えて、話し合う。
(2)グループの課題達成に必要な機能的リーダーシップを学び
① 異質の協力の仕方がわかる。
1.メンバーシップのあり方を理解する。
2.チームワークが強化され、グループの機能性(生産性)が高まる。
② 集団機能としてのリーダーシップの担い方がわかる。
1.題達成機能と集団維持機能を理解する。
2.グループプロセスを理解する。
自立したひとりの社会人として、個人とグループの成長を支援するスキルを身につける